九州で一番高い山、宮之浦岳の山頂から真正面に見えるかっこいい山が永田岳(1886m)です。
きっと宮之浦岳から永田岳を見て行ってみたい!と思った方も多いであろう山で、屋久島で2番目に高い山そして九州でも2番目に高い山です。
そして2日目は、屋久島でも屈指の美しい原生林である花山歩道を通って下ります。
私の大好きな縦走路です。
初日は、まず原生林を楽しみ、高層湿原を通って森林限界を越えると、気持ちの良い稜線歩きになります。
次々と変わっていく景色にワクワクしながら、進んでいきましょう。
お気に入りの場所を見つけたら昼寝やお茶タイムもありです。
日帰りの方々が下山し、静かになった頃、宮之浦岳山頂へ到着。
晴れていれば正面には目指すかっこいい永田岳、そしてその奥には口永良部島が見えます。快晴の時には鹿児島本土が見えることもあります。
これから向かう道を眺めた後、宮之浦岳を後にして永田岳を目指します。
しばらくは、見晴らしの良い道を歩き、最後に急登を登ってついに永田岳へ。
永田岳から見る宮之浦岳の形も美しく惚れ惚れし、切り立った障子岳に痺れます。
更に、永田岳からは永田の集落も見下ろせます。
十分に永田岳を堪能したら、今夜のお宿、鹿之沢小屋まで下ります。
鹿之沢小屋は小さな小屋です。
温かい夕食を食べ、翌日に備えて早めに就寝します。
晴れていれば星空もきれいです。
2日目は、花山歩道を下ります。
温かい朝食でエネルギーを補充してから出発します。
花山広場までの区間は美しい原生林が残っているエリアで、歩く人が少なく独特の空気があります。
花山広場手前には屋久島一大きいと思われるハリギリの木があり、見ものです。
少し下って花山広場に到着すると、突然平らな広場が現れ、巨木に囲まれます。
近くには美しい沢がありゆっくりできるのでこちらで昼食と休憩をします。
2日目は標高1550mの鹿之沢小屋から標高520mの花山歩道入口まで、大きく標高が変わるので、植生や気温が変わっていく様子を体感するのも面白いですよ。