九州で一番高い山、宮之浦岳と屋久島で一番太いとされている縄文杉を通る1泊2日の旅。いわば、アルプスの表銀座のような人気のルートです。
初日は、宮之浦岳を目指します。
原生林を楽しみ、高層湿原を通って森林限界を越えると、気持ちの良い稜線歩きになります。
次々と変わっていく景色にワクワクしながら、進んでいきましょう。
お気に入りの場所を見つけたら昼寝やお茶タイムもありです。
日帰りの方々が下山し、静かになった頃、宮之浦岳山頂へ到着。
晴れていれば正面にはかっこいい永田岳、そしてその奥には口永良部島が見えます。快晴の時には鹿児島本土が見えることもあります。
これから向かう道を眺めた後、宮之浦岳を後にして新高塚小屋を目指します。
しばらくは、見晴らしの良い道を歩き、再び森の中へ。
新高塚小屋は森の中にある、屋久島で一番大きな小屋です(60名収容)。
こちらで1泊。鳥の声も気持ちいいですよ。
温かい夕食を食べ、翌日に備えて早めに就寝します。
晴れていれば星空もきれいです。
2日目は、縄文杉とご対面。日帰りのトレッカーが来る前の静かな時間に縄文杉とじっくり向き合えるのは、泊まりの特権です。
晴れ予報の朝は、1時間ほど早く出発して朝日に染まる縄文杉を拝むのも良いでしょう。
縄文杉からトロッコ道まではほとんど下りの道になります。朝の静かな森を楽しみながらゆっくり下りましょう。
晴れていれば河原でランチ休憩し、もう一踏ん張りして荒川登山口へ。
15時または16時のバスで下山します。
日帰りでは味わえない、じっくりと時間をかけて味わう2日間。
きっと忘れられない時間になるでしょう。